星空を見上げて

与党水俣病問題ＰＴの暴挙

与党水俣病問題プロジェクトチームが，水俣病問題の不当な幕引きをはかっています。

①　最高裁判所が示した被害者補償基準（４００～８００万円）を無視した低額（１５０万円）補償

しかも，

②　これまで報道された内容からして，３人に２人は救済を拒否する患者切り捨て

さらに，

③　汚染地域の住民の健康調査をしたこともないのに，患者発生がないことが前提になるはずの，公害健康被害補償法に基づく水俣病発生地域の指定解除を断行し，患者認定制度自体を終了させて，門戸を閉ざす

そこまでして患者を切り捨てておきながら，

④　加害企業チッソは，患者補償会社と利益を上げる会社とに分離し，患者補償会社の方は清算して消滅させ，利益を上げる会社は患者補償の負担をなくして生きながらえる分社化を認める

というのです。

与党ＰＴがまとめたものは，水俣病被害者救済策と言いつつ，その実は，「患者切り捨て」「チッソ救済」策なのです。この基本的な発想は，水俣病を発生させた当時と同じで，人命や人の健康よりも経済を優先しようとするものです。このようなことがまかり通れば，次は他の公害事件で指定された公害発生地域の指定も解除されることになるでしょう。そして公害大国に逆戻りです。全ての公害被害者と手を取り合い，この暴挙を絶対に阻止しなければなりません。国民の皆様のご理解・ご支援をお願いします。

弁護士の費用

今日（２月２日）は，あおば法律事務所を開設して３周年の記念日でした。当事務所が，熊本における人権の砦の一つになっていれば幸いです。

ホームロイヤーを目指す私たちとしては，皆様が弁護士費用についてどのように思われているのかは気になるところです。「弁護士の費用は高い」というのが，まだまだ一般的でしょうか？

様々なトラブルに直面して専門的なアドバイスが必要な方が，経済的に苦しい場合には，相談料も含めて，弁護士費用を立て替える制度もあります。それが司法支援センター，通称「法テラス」です。当事務所では，この法テラスの立て替え払い制度を利用される方も多数いらっしゃいます。

また，法テラスの基準では援助を受けられない方には，弁護士費用の分割払いのご相談にも応じています。

本当に苦しいときこそ，専門家のアドバイスが必要なときなのではないでしょうか。

法テラスの利用や分割払いについても，ご遠慮なくご相談ください。

私たちは，皆さんが笑顔を取り戻すお手伝いをしたいと思っています。

雪の阿蘇山

今日は熊本地裁阿蘇支部に出張でした。

途中にあるコンビニの駐車場から眺めた阿蘇五岳に雪が積もっているのがきれいで，裁判が終わっての帰り道，思わず携帯のカメラで撮影しました。しかし，写真にすると，実際のすばらしい眺めの何分の一しか伝わらないものですね。腕がないからでしょうか・・・？

新年のワイン ２００９

新年早々，まずは自分自身の誕生日に飲んだワインの紹介です。

コート・ド・ニュイ＝ヴィラージュ１９９９年

作り手は，神様アンリ・ジャイエの甥：ジャイエ・ジル。

ふわっとあがってくる香りが何とも言えない美味しいワインでした。

いただいたお店は，エスポワール。

次は，イタリアもの。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ＝フリーニ２００３年

伝統的な作り方によるものとのこと。

香りは控え目だが，味の方は・・・見事です。

このワインをお店で出しているところは，日本ではほとんどないらしいです。

いただいたお店は，リストランテ・みやもと。

どちらのワインも，コストパフォーマンスが高く，満足できるものでした。

もちろん，料理の方もバッチリでした。

年末に母が他界したことで，あわただしい日々が続きました。

その中で，多くの方の温かい心情に触れることができました。

そうした思いをかみしめつつ，人間として，あるいは一弁護士として，今年も精一杯頑張って行こうと思います。

ワインを飲む心のゆとりくらいは持ちながら・・・

来年に向けて～厳しい年に立ち向かう弁護士としての決意

アメリカ発の不況の嵐が日本中を席巻しています。

内定取消や解雇といった労働問題，企業の倒産，個人の多重債務問題，そうしたことが遠因となっての離婚等の家庭不和，子どもの非行等々，来年はなかなか厳しい世の中になりそうな気配です。

こういう時に，一人の弁護士として，困っている人たちのために，できる限りのサポートをして行きたいと思っています。

ジュブレ・シャンベルタン

ジュブレ・シャンベルタン　コンブ　オ　モワンヌ　２０００年

作り手は，フィリップ・ルクレール。

エスポワールの太田ソムリエお勧めの１本。

エチケットが特徴的で，ボトルもどっしりとした形。

この前に飲んだジュブレ・シャンベルタンとは全く違って，最初からまろやかで飲みやすく，それでいて，何というのか，甘いわけではなく，ピンと張り詰めた冷たさのような印象があって，最後まで満足できる１本でした。同じジュブレ・シャンベルタンというワインでも，これほど違うのか，と思ってしまいました。１級の格付けですが，特級と引けは取らないのでは？

ワインは奥が深いですね。

人の痛みがわかるということ

人の痛みがわかるというのは，実はなかなか難しいことです。それでも，自分の生活に置き換えて考えてみることはできます。

例えば，公害の原点「水俣病」の代表的な症状として，感覚障害というものがあります。特徴的なのは手足がしびれて感覚が鈍くなるというものですが，あまりマスコミ的にはスポットライトを浴びないものに，味覚や嗅覚が鈍くなる（ひどくなると，わからなくなる）というものがあります。それらがどういう「被害」なのかは，あまり理解されていないように思います。

私のブログでは，ワインの話がよく出てきました。

そこで，味覚や嗅覚が鈍くなったりわからなくなったとしたら，と考えてみます。

そうなると，ワインはただの酔っぱらうための無味無臭の液体に過ぎなくなります。

どうせ味はしないし，ただ酔っぱらうためなら，もっとアルコール度数の高いものの方が効率的でしょうし，レストランでワイン？そんな高い金を払って飲むことなどあり得ないでしょう。

食事だって，空腹を満たすための作業になってしまいます。

何を食べているのかなんて目をつぶればわからないし，もし一粒で栄養十分・空腹も満たすサプリでもあれば，それでＯＫになりそうです。

水俣病は，同じ食生活をする家族にも発症する可能性があります。家族みんなが味覚・嗅覚に障害があったら，どうなるでしょうか。家族の食卓は，空腹を満たす作業を協同で行う場であり，会話がはずむはずもなく，楽しい団らんの時などではなくなってしまいます。そうなると，家庭生活が崩壊することだってあるはずです。

あらためて，味覚・嗅覚のありがたさ，水俣病の被害の深刻さ，加害企業チッソや国・熊本県の罪深さの一端が理解できると思います。

私は，どんな事件でも，人の痛みがわかる弁護士でありたいと願っています。

物事は正確に・・・

昨夜飲んだ２本目のワイン。

正確には、「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ１９９８年」でした。

作り手は、ドメーヌ・ジャイエ・ジル。

神様アンリ・ジャイエのいとこの子、とのことらしいです。

きちんと調べてみるもんですねぇ～。

やはり何事も物事は正確にしませんと・・・

ｐｓ．１本目のオーヴァーチュアは、最初の香りがとてもすばらしく、その後も最後まで楽しく飲めました。全く違うタイプの２本を飲み比べることができて、ワインの話に花が咲きました。

会話とワイン

今夜は，久しぶりの友人夫婦との食事会でした。

メインは「会話」ですが、それを盛り上げるワインと食事は重要です。

お店はお気に入りのエスポワール。

食事はＯＫ。で、ワインはタイプの違うものを２本飲みました。

まずは、カリフォルニアワインの代表格オーパスワンのセカンドワイン「オーヴァーチュア」。

飲みやすくて、感激でした。

２本目は、大好きなブルゴーニュで、超有名なアンリ・ジャイエの甥（？）が作ったコート・ド・ニュイ１９９８年。これはこれで、満足できる美味しさでした。また次にお店に行くのが楽しみになる１本でした。

立田山に昇る月

今夜は月がきれいでした。

ごく普通のデジカメで撮影してみました。

立田山は、肉眼では見えるのですが、写真にすると真っ暗です。

月も小さくしか写りません。

ま、雰囲気だけでも楽しみましょうか。