6/22 熊本地裁に提訴した全国B型肝炎熊本訴訟で初めて和解が成立しました。
予防接種の際の注射器の使い回しでB型肝炎に罹患した熊本県内の被害者救済にとって,歴史的な1日になりました。
今後は,既に提訴した25名の原告の早期和解解決と,さらに被害者の掘り起こしを進め,熊本県内の全ての被害者救済に結びつけたいと思います。
ちなみに法廷では,B型肝炎で夫を亡くされた遺族原告の方が,その心情について意見陳述をしました。生体肝移植も検討したができなかったことや,せめて生きているうちに国の責任を明らかにしたかったなど,死に行く夫を前に何もできなかった無念の思いを述べられました。加害者である国は,こうした被害者の思いを真摯に受けとめ,全ての被害者救済に向けて,もっと積極的に動いて欲しいと思います。
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